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資源輸出国の1つはロシア。
ウクライナ情勢で制裁を受けていたところに、この原油安。
このまま 1バレル60ドル以下が続くと、おそらく来年はマイナス4~5%成長。
それで、ロシアでは株価と通貨が大幅安。

それで、通貨防衛のために急遽、ロシアの中央銀行が異例の大幅利上げを決定。
おそらく今夜は市場介入も。
そんな話は聞いてると思うけど。
ロシア関連の日本企業や、EUの銀行も株価急落。
今後、ユーロ圏の景気回復の重しになってきそう。
そんな話も、もちろん、聞いてると思うけど。
さっき、ニュース速報が来たよ。
「ロシアが大規模な市場介入を開始」
「ロシアのルーブルが一瞬で9%上昇」
……だそうです。
ロシアに限った話じゃない。
原油安で出た損失を穴埋めするために、利益が出ているアメリカ株や日本株を売る動きも出ている。
実際、日本株は6割が外国人投資家。
アベノミクス総選挙の直前をピークに、下がり続けてます。
(投票日直前の取引時間中に一瞬、1万8千円を超えたっきり)
日本へのマイナス面も大きいみたいだよ。
先々月、黒田日銀が追加緩和を決断した大きな理由の1つは、原油安だった。
このままだと、安倍総理が成長戦略を打ち出す前に「また」追加緩和が必要になる恐れも。
日銀の金融緩和は、円安要因。
ただでさえ円安のマイナス面が言われ始めてきたのに、また追加緩和ですか?
(相場師には、おいしい話だけど)
成長戦略を「治療」に例えれば、金融緩和は単なる「痛み止め」
打ち過ぎれば感覚がマヒしてきて、効果は落ちてくる。
この2年間だけでも「異次元」すぎて、痛み止めを使い過ぎ。
しかも、追加緩和を決めた直後に、消費増税を延期されちゃったし。
このまま原油安が続いて、異次元の金融緩和をダラダラと拡大し続けると……
安倍総理がいよいよ本当に「手術」に踏み切ろうとした時には、麻酔の効きが悪くなってるかもよ?
何回も書いてるけど……
アベノミクス、遅すぎ。
もっともっとスピード感を大切に、どんどん進めるべきだった。
最初の「異次元の金融緩和」の効果が出ているうちに。
……というわけで。
「この道しかない」
「他に選択肢があるなら教えてほしい」
……とか言って解散総選挙してる間にも、原油価格は下がり続けてしまった。
景気回復がどんどん難しくなってきたわけです。
解散してなくても、アベノミクスはほとんど進んでなかっただろうけど。
今、またニュース速報が来たよ。
「WTI、1バレル55ドル割れ」
「ブレント、1バレル60ドル割れ」
……だそうです。
5年数ヶ月ぶりとか、2009年5月以来とか。
それだけ聞くと、わかりにくいかもだけど。
世界景気の先行指標が、リーマンショック直後の水準まで下がってきた。
……ってことだよ。
さらなる続報。
「インドネシアとインドも、通貨防衛のために市場介入を開始」
流れは、原油安による世界同時株安。
そう聞いても、原油価格は安ければ安いほどいい?
自分のガソリン代さえ下がれば関係ない?
まぁ……
貯金ゼロの人や、年金をもらうつもりがない(納めてない)人には、ピンとこないかもね。
くり返しになるけど、原油価格は世界景気の先行指標。
ガソリン価格が下がって喜んでいると、回りまわって自分の収入も減っていく。
そこんとこ、大事みたいだよ?
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