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2015年07月05日 日曜 15:15

ホンダ Zの死因が判明したついでに

東北道でのエンジンブローから約1ヶ月。
「死因が判明しました」という連絡が来たので、カメラを持って行ってきました。

エンジンを開けた状態って初めて見るかもだから、できるだけ簡単に……
心がけてるフリをしてみる。


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/125sec ISO200

エンジンは、大きく2種類。
4サイクル(通称フォースト)と、2サイクル(通称ツースト)。

今の自動車のエンジンは4サイクル(4スト)だから、クランクシャフト2回転(720度)で1サイクル。
2回転に1度、同時に爆発させたら、すごい振動になる。
だから、3気筒エンジンの場合は、240度ずつずらして爆発させる。

4気筒なら180度ずつ。
6気筒なら120度ずつ。
12気筒なら60度ずつ。
シリンダーの数が多いほど、振動が滑らかになるわけです。

詳しすぎる話は、さておいて。
こうやってバラしてみた時に、3つあるピストンが全部同時にいちばん上に来るわけじゃない。
……そこはOK?


by RICOH GXR A12 50mm
F8 1/110sec ISO3200

んで。
直接の死因は、2番ピストンの圧縮抜け。
ピストンという部品の金属が溶けて、穴が開いた。
しかも、2ヶ所。

↑を見てわかる通り、両サイドに比べて、まん中は冷却が厳しい。

エンジンオイルの大切な役割の1つは、冷却。
オイルが減ったことにより、冷却が追いつかずオーバーヒート。
異常燃焼が続いていたのでしょう。
……とのこと。

のぞき込んだら、溶けて欠けてます。


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/50sec ISO3200

クランクシャフトを回して、2番ピストンを上死点まで上げてみました。

6時と9時の2ヶ所で溶けて、欠けてしまってるのがわかります。


by RICOH GXR A12 50mm
F8 1/125sec ISO1037

さらにのぞき込んだら、ピストンリングが見えました。

ちなみに……
10時~12時の「IN」はインテーク、つまり吸気バルブ。


by RICOH GXR A12 50mm
F8 1/125sec ISO1181

ピストンがいちばん上まで上がった状態で、吸気バルブが開く。
ピストンが下がっていくことによる負圧で、空気を吸い込んでいく。

1分間に3000回転とか6000回転とか、高速で動き続けるエンジン。
実際には、ピストンがいちばん上まで来る前にバルブを開き始める。
吸気バルブが開いた状態で、ピストンがいちばん上に来る。
……と、ぶつかって壊れてしまう。

つまり、ピストンとバルブがぶつからないための凹み。
壊れたんじゃなくて、最初からです。


おまけ。

15万kmも走れば、ピストンにはカーボン(煤)がこびりついてます。


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/440sec ISO200

タバコを吸ってる人は、こういう画像を見ても何とも思わないだろうけど。
おそらく、あなたの愛車も……

こればかりは、さすがにエンジンをおろして開けてみるしか。


さて。
ここまでは、通称「腰下」(こしした)と呼ばれる、エンジンの下半身。

上半身、通称「ヘッド」または「燃焼室」と呼ばれる部分も見てみましょうか。


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/45sec ISO3200

吸気バルブが2つ、排気バルブが2つ、合わせて4つ。
これを通称「4バルブ」と言います。
(フォーバルブ)

空気の出入り口は、できるだけ大きくしたい。
だけど、高速で開閉をくり返すバルブは、できるだけ小さく、軽くしたい。

それを両立するために考え出されたのが4バルブ。

2つが同時に開いて、空気を吸い込む。
吸い込んだ空気(酸素)の量に応じて、最適な量のガソリンをピュッと吹き込む。
んで、爆発させたら、残る2つのバルブが開いて、排気ガスを出す。
このくり返し。

んで……
3気筒のうち、まん中だけ白っぽくなっている。
オーバーヒートによる異常燃焼で、2番(まん中)だけ高温になっていたのでしょう。
……という診断でした。


ここで、整理。

【診断結果1】
オイル減りの原因は、ちがった。
Zによくある、お約束の「プラグホールのOリング」は状態が良かった。
この仔の場合、ほとんど問題なかったのでした。
もちろん、この機会に新品に交換してもらうけどね。

(プラグホールのOリングだけなら、1700kmで1リットルも減らない)

【診断結果2】
オイル減りの原因は、ターボでした。
ターボのタービンシャフト。
排気側(マフラー)へのオイル漏れなら、誰でもすぐに気がつくけどね。
そうじゃなくて、漏れたオイルが燃焼室に入って燃えてました。
ターボからインテークにかけて、内側がオイルでべっとりでした。

【敗因】
ノッキング(異常燃焼してる音)を感じた時点で、ただちにエンジンをおろすべきだった。
ハイオクを入れて「ノッキングが消えた♩」と喜んでいる場合ではなかった。

【Z乗りへの教訓】1
エンジンオイルが減り始めた時点で、ただちにエンジンをおろすべし。
2番シリンダーをオーバーヒートさせないために。
ネットでよく見かける持病「プラグホールのOリングの劣化」だとは限らない。

【Z乗りへの教訓】2
ノッキング音が聞こえた時点で、大至急でエンジンをおろすべし。
ハイオクを入れても、オーバーヒートは続いてる。
耳に聞こえない程度でもノッキングは続いてる。
ピストンが溶けて圧縮を失う前に!


さて。
ピストンとピストンリングの交換は決まった。
エンジンをおろしての分解修理。

ならば、この機会にまとめて色々と。

その1つが、中古車でお約束の「基本3点セット」です。

だいたいの目安として「10万km毎に」と言われてる、基本3点セット。
今どきのクルマは狭いスペースにぎっしりと詰め込まれてるので、エンジンをおろしての作業になることが多い。
つまり、工賃がかかる。

まだよくわからないと思うけど、さっきの「腰下」の外観です。


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/125sec ISO259

まん中の黒いやつは、オイルエレメント。
(別名、オイルフィルターとも)

エンジンオイルを交換する時は、必ずエレメント交換も。
……という、アレです。

んで……
こういうのを見たら、まず最初に「クランクシャフト」の位置を確かめる。

全部のピストンがつながってる、エンジンの回転シャフト。
エンジンがかかると、ここが回るわけです。

こんな状態だから、スパナ(メガネレンチ)をかけて回してますけど。


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/125sec ISO259

でね。
すぐ近くに、似たような大きい歯車があるでしょ。

「タイミングベルト」という有名な消耗品を介して、こっちの歯車も一緒に回るわけです。


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/140sec ISO200

この中には、これまた有名な「ウォーターポンプ」という消耗品が入っている。
つまり、エンジンの回転でポンプを動かして、冷却水を循環させている。

この消耗品がダメになると、特にこれからの季節、オーバーヒートするわけです。


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/125sec ISO250

ウォーターポンプに入ってくるパイプが1本と、出ていくパイプが1本。これがエンジン各部に行く。

これらの金属のパイプがサビて腐ったり、ゴムのホースが劣化して亀裂が入ったりすると、冷却水が漏れる。
こういうパターンでのオーバーヒートも、あるわけです。


by RICOH GXR A12 50mm
F8 1/125sec ISO2810

あと、エンジンをかけた直後は、すぐに温めたい。
寒い時は、冷えすぎてしまうこともある。

だから、冷却水のルートは、大循環と小循環の2種類。
水温を感知して、その分岐点を自動的に開閉するのが「サーモスタット」という消耗品。
これが古くなって閉じたままになると、やはりオーバーヒートする。

・タイミングベルト
・ウォーターポンプ
・サーモスタット

以上、この3つが「基本3点セット」と言われるやつ。
10万km毎に交換しましょう。

さらに、金属のパイプや、ゴムのホース類も交換すれば安心。
この辺を全部まとめて自動車メーカーの純正部品の新品にすれば、また10万kmは安心して走れます。


……というわけで。
10万km単位の消耗品の筆頭、タイミングベルトがかかる歯車3つを、並べてみた。



(こんな説明でわかるかなぁ?)

さっきの、腰下の外観。
(2回目)↓


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/125sec ISO259

これを見て、さっきまでの自分とのちがいを感じますか?


by iPhone6+

さて。

こんなに色々と交換するの?
お金かかるじゃn!
……と思った?

そうなんです。

10万km毎に「エンジンだけで」30万円。
どんな中古車でも、これが基本ライン。

たかが数百円の小さいゴム部品を交換するために、エンジンをおろして積んで、工賃10万円とか。
部品代はともかく、プロの整備士の手間賃が高い。

だから、エンジンをおろしたついでに全部やるわけよ。

「オプションの2点セット」というのもあるよ。

・オルタネーター(発電器)
・セルモーター

ホンダ PA1型 Zの場合、セルモーターはとても手が届かない場所にある。
壊れてから交換しようとすると、またエンジンをおろさなくちゃいけない。
だから、長く乗るつもりなら、この機会に新品にしちゃったほうが安上がり。

それは、オルタネーターも同じ。
今の時点でも、実は、走行中の電圧が低いのです。
なので、これも今回、新品に。

(オルタの新品、これが高いのさ)笑


でね。

中古車は、6万kmを過ぎた途端に中古車の値段が安くなる。
これは、もうすぐ一気に30万円ぐらい必要になるという時限爆弾を抱えてるから。

それを承知で中古車を買ったのに、手入れを先延ばししてエンジンを壊すと……
新幹線で帰ってきたり、積載車を借りて拾いに行ったり、さらに余計なお金がかかるわけです。

10万kmおきに30万円も払っていられない。
格安で買って、タイミングベルトが切れたらその時点で廃車。
オーバーヒートしたら廃車。
発電しなくなったら廃車。
そのたびに、また格安の中古車を買えばいい。
……という人もいるよ。

いちいち買い換えてる時間がもったいない。
……という人もいるよ。

そこは考え方、生き方、価値観は自由。

ただ、クルマは趣味の対象じゃない、という人。
クルマにお金をかけたくないなら、新車を買ったほうが賢い。
新車を買って、せいぜい5万kmまでに売る。
……を、くり返す。

これがいちばん安上がりだと思います。

え?

生産終了になった古いクルマだと、「また別の中古車を買えばいい」という選択肢はないのよ。
程度のいい中古車は、めったに見つからない。

だから、ZもBEATも修理して乗り続けるわけさ。

はい。
続行です。
修理して乗り続けます。

「東北の被災地での撮影、次回は9月11日スタート」
「それまでに修理していただければOKです」
「まったく急ぎません」

……と言ってきました。

【教訓】
異常を感じた時点で、ただちに点検を。
本格的に壊れたら、もっと大金が必要になるよ。
(時間もかかるよ)

ブログのネタにはなるけど。


by RICOH GXR A12 50mm
F2.5 1/125sec ISO367

クールライムにはカフェインが入ってるらしい。
メモメモ _φ(・_・


【質問】
構造的にオイルに厳しいことがわかった。
油圧計と油温計を付けたほうがいいでしょうか?

【回答】
3千kmおきにオイルを交換すれば大丈夫。
レースやラリーに使うわけじゃないから、3千km以内で「油圧計が必要なレベル」までオイルが劣化することはないでしょう。

【アドバイス1】
660ccの軽自動車でこれだけのパワーを出すというのは、20年前30年前で言えばレーシングカーのレベル。
しかも、ちょっと走っては停まってのくり返し、エンジンにはキツい使い方。
それで10万kmも走れるのは、ものすごいこと。

プリウスやカローラは地球上のどこでもオイル交換しなくてもいい。
だけど、軽自動車はきちんとオイル管理を。
3千km毎にオイル交換しつつ「オイルが減ってないこと」を確かめる。

そして、オイルが減ってることに気がついたら、ただちに点検を。
虫歯と同じで、早ければ早いほどいい。
放置して自然に治ることはありません。

【アドバイス2】
ケチらず、10万km毎に消耗品を全部セットで交換したほうが「おトク」だと思います。
新幹線代とか積載車とか、さらにはピストンとピストンリングまで。
お金も時間ももったいなかったでしょ?


何回も書いてるけど、軽SUVじゃないと困るホンダ派にとっては唯一の選択肢。
修理して乗り続けます。

ホンダ Zの死因は2番の異常燃焼でした
http://minkara.carview.co.jp/userid/1516299/car/1850761/3291164/note.aspx

(みんカラ 安藤二七三)

もっと早く入院させるべきだった?
http://and273blog.blog.fc2.com/blog-entry-1553.html

(2015年6月3日 水曜)
2日目は積載車でアルバイト
http://and273blog.blog.fc2.com/blog-entry-1552.html

(2015年6月2日 火曜)
積載車を借りてホンダ Zを回収へ
http://and273blog.blog.fc2.com/blog-entry-1551.html

(2015年6月1日 月曜)
ホンダ Zが突然のエンジンブロー
http://and273blog.blog.fc2.com/blog-entry-1547.html

(2015年5月28日 木曜)

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東北地方太平洋沖地震&津波
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困ってる人への支援は、行政(から委託された被災者)の仕事。
必要なのは被災地の判断で自由に使える財源。
つまり、地域の経済を回して、被災した市町村の税収を増やすこと。

被災地に行ってお金を使おう!
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そういう考えから、ボランティア等の無償奉仕には否定的。
ドルやユーロで稼いでは現地に行って何もせず、美味しいものをお腹いっぱい食べて太って帰ってくる日記です。

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