昨日の「
4日目は砂小浜漁港まで」と「
4日目の夜は大船渡での2泊目」の続き。
今日も、ハイドラ(ハイタッチ!Drive)の起動は7時55分。
恋し浜駅で8時。
3日目、気仙沼の朝が1時間。
4日目、大船渡の朝が3時間。
そして5日目、恋し浜スタートが2時間。
これで累積6時間のロス。
ほとんど半日遅れになりました。
5日目になっても、まだ頭は時差ぼけ状態。
コンビニでのいれたてコーヒー、カフェインで強制再起動をくり返している感じ。
毎朝きちんと早起きできる人が、うらやまC……
(+_+)
で。
砂子浜漁港の隣、今日は小石浜漁港からスタート。
すぐ近く、恋し浜駅のホームから海を見たら、ホタテデッキなるものが登場していた。

恋し浜駅(岩手県大船渡市三陸町)
by RICOH GXR A16 Zoom
F7.6 1/620sec ISO100
あんまり早朝すぎて営業してなかったけどね。
でも、かなり気になった。
それで、ディスタゴンで撮ってみた。

恋し浜ホタテデッキ(岩手県大船渡市三陸町)
by RICOH GXR + CONTAX Distagon 2.8/28
T* MM C/Y
毎度のことだけど。
直射日光が当たっている白いペンキの部分がまっ白に飛ばないように、暗めに撮ってます。
(絞り込んだり、シャッター速度を速くしたり)
その上で、まっ黒に暗くなってしまった日陰の部分を、Photoshopで明るくしてます。
でも……
ちょっと抑えすぎ?
白い部分、もうちょっとまっ白に光らせちゃったほうがいい?
あと……
ホタテデッキにしても、駅にしても、同じ感想なんだけど。
「恋し浜」って名前、どうなんだろう?
いや、小石浜だから「恋し浜」にした。
それはわかるんだけどさ。
頭に「失」をつけてくれたほうが、私は親しみを感じます。
私は。←
さすがに、落書きはしないけど。
その先、甫嶺駅では毎度のことながら、やっぱりこれが気になった。

甫嶺駅(岩手県大船渡市三陸町)
by RICOH GXR A16 Zoom
F7.6 1/1250sec ISO100
14km?
走って逃げるには、ちょっと遠すぎませんか?
体育会系の学生さんじゃないんだからさ。
走って逃げる途中で、次々と死人が出そうな気がする。
自分も、かなり早い段階で倒れると思う……
……とか何とか、くだらないケチをつけていたら、バチが当たったらしい。
昨日の夜の、ムシを交換した甲斐なく、スローパンクチャーが悪化。
ひと晩+朝の数時間で、明らかにエアが抜けてしまった。
そこで早速、エアコンプレッサー出動。
その時、パンクの原因も見つけたのでした。

by RICOH GXR + CONTAX Distagon 2.8/28
T* MM C/Y
空気が入るまでの間に、これを撮って気がついた。
オールドレンズでよく言われる、周辺光量落ちって、これのことかもしれない。
釘が刺さってるところに日を当てて、その周辺を日陰にしたから、余計にわかりやすかったのかも。
周辺光量落ちって、欠点のように言われてるけどさ。
今はPhotoshopで補正できるみたいだし。
それ以前に、こうやって主題となるものをまん中に置くことで、主題を引き立てる効果があるし。
これも1つの個性として、楽しめばいいんじゃないの?
……と、そんなことを思った。
その先、三陸町では新しい慰霊の場所ができていました。
未音崎と書いて、みねざき。
展望台じゃなくて、湾望台というらしい。
でも……
すぐ隣には展望台とも書いてある。
さて、正式名称はどっちだろう?

未音崎湾望台(岩手県大船渡市三陸町)
by RICOH GXR A16 Zoom
F8 1/570sec ISO100
その先、順調に三陸町の撮影も次々と。
三陸駅。
越喜来と書いて、おきらい。
吉浜駅。
千歳と書いて、せんざい。
昼過ぎ、午後1時過ぎに岩手県大船渡市が終了。
釜石市に入って最初は、大石漁港。
不思議な名前が続いてることからも、察しがつくと思うけど。
三陸海岸は、縄文時代から人々が暮らしてきた、歴史ある地域だそうです。
有名な話。
この日記でも何回も書いてきたから、簡単にしておくけど。
東北の人たちは昔から、断固として大和朝廷に服従しなかった。
しかも、ある時期からは、あちこちで採れた金や、海水から作った塩を、せっせと平泉に送った。
奥州藤原三代、平泉王国は(大和朝廷を無視して)独自で外国と貿易もしていた。
それが気に入らない京都の人たちは、東北の人たちを「蝦夷」(えみし)とか「鬼」とか、わざと蔑む言い方をした。
人間が住むような土地じゃない、みたいな言い方もした。
……という説があります。
それから……
攻め込まれても攻め込まれても、東北の人たちは絶対に服従せず、断固として戦い続けた。
その勇敢な戦いぶりを「鬼」と称した。
……という説もあります。
越喜来(おきらい)に今も多く残っている「鬼」の伝説。
それらの中には、その辺から来ているものもあるのかな?
……と。
この辺の地名を見かけるたびに、そんな話を思い出します。
京都で書かれた歴史書には、東北は人が住めない荒れ地だとか、鬼が住んでるとか書かれてる。
関東平野、武蔵野でさえ「人が住まない荒れ地」だったとされている。
だけど、それは客観的な事実ではない。
学校の授業や受験勉強で習った「日本史」は、京都目線、東京目線だからね。
……というのが、まず第一にあって。
それから……
東北には、大和朝廷を相手に戦死したご先祖様を供養するための慰霊塔が、あちこちにあります。
攻め込まれれば徹底的に闘う。
絶対に服従しない。
ところが、出て行けばそれでよし。
退散していく京都の人間を、追いかけない。
わざわざ京都まで追いかけて行って、親や子供の仇を討ってやろう、復讐として大和朝廷を滅亡させてやろう、という文化ではなかったらしい。
……と、そんな風に理解してます。
今のところは。←
あ……
ちょっと雨が降るたびに色々な川が氾濫して水浸しになる荒れ地をきっちり治水して、開墾して、今の仙台の街を造ったのが、伊達政宗。
独眼竜政宗、と言われてる人。
それよりもずっとずっと前、東北の首都が平泉だった頃の話だからね。
私のルーツをたどると、宮城県と秋田県の混血。
先祖代々、今の宮城県と秋田県になるらしい。
それ以上は、ここには書かないけど。
東北の血が流れてる1人として、もっともっと勉強しなくちゃ。
ちなみに……
東北地方というのは、大きく見れば北海道と同じ、北方民族の流れをくんでるらしくて。
北のほうから渡ってきて、リアス式海岸を南へ南へ、その行き当たり「末端」を示すアイヌ語「ケセ」が気仙の由来だ、という説もあるみたい。
その一方では、ミクロネシアとか東南アジアとか、南方から渡ってきたルーツもあるみたいだし。
さらに、朝鮮系とか、モンゴロイドとか。
日本、日本人っていうと「単一民族国家」みたいに言う人がいるけど。
それって、トンデモハップンだよね。
ごく最近の例をあげても、北海道は蝦夷地といって、アイヌの土地だったわけだし。
沖縄は、琉球王国だったわけだし。
日本人の「多く」が大和朝廷の子孫だからと言って、だから「日本は単一民族国家だ」と言ってはいけない。
それを言ったら、中国共産党が新疆ウイグル自治区に対してやっていることを、認めることになる。
しんきょうウィグル自治区
……とか。
ついでに、また余計なことも書いてみたりして。
日本で生まれ育った1人として、もっともっと勉強しなくちゃ。
だいぶ脱線したけど。
話を戻すと、釜石市の南端「大石漁港」も、縄文時代からの歴史ある土地の1ヶ所だそうです。
その大石漁港で、懐かしいものを見かけた。
どうしても撮っておきたくて、持ち主にナイショで盗撮してみた。

大石漁港(岩手県釜石市)
by RICOH GXR A16 Zoom
F8.4 1/640sec ISO100
画面の右側に大きな石があるでしょ。
だから、ここは大石漁港。
いや、そういう話じゃなくて……
これは、トヨタのMR2というクルマ。
通称、エスダブリュ。
(SW20型)
私が乗っていたのは、これの1つ前のモデル、通称エーダブリュ。
(AW11型)
スーパーチャージャー搭載のMR2でした。
AW11型がフルモデルチェンジしてSW20型になった時に、大きく重たくなったのに反発して、気持ちが離れちゃった1人なんです。
その後、「改宗」して生涯ホンダ党宣言をした私ですが、これは名車だと思ってます。
うまい人が乗ると、本当にすごい動きをします。
へたな人が乗ると、へたくそ丸出しのひどい動きをします。
免許を取って最初の1台としては、今でも最適の1台。
(運転がうまくなりたいなら)
でも、使われ方が使われ方だから、程度のいい「最終型」となると、ほとんど絶滅状態。
そんなSWを、まさか2015年にもなって、被災した漁港の撮影シリーズで見かけるとは思わなかった。
まさかまさか、SWを釣りに使ってる人がいるとは思わなかった。
それで、頭の中のスイッチがそっちに切り替わってしまった。
しばらく、ボーッと見とれてしまった。
(小林可夢偉を見捨てた自動車メーカーのクルマには、生涯2度と乗らないけど)
ホンダのミッドシップは、BEATの次はNSX。
今で言うと、S660の次は2代目NSX。
中間がないのよ。
1600ccぐらいのミッドシップ、出してくれないかなぁ。
もちろん、アジャイル何たらとかの余計な装備、一切なしで。
ABSも無しとかだと、売れないんだろうけど。
保険料も高くなるし。
でも……
そんなハイテク満載で「スポーツカーでございます」とか言われても、ウソつきにしか思えないのさ。
それで「今の若い人はクルマに興味を持ってくれない」って、当たり前じゃん?
運転してて、全然おもしろくないもん。
ドライバーの運転をアシストする(運転する楽しみを邪魔する)機能は全部、スイッチ1つでOFFにできると嬉しいです。
東北の歴史とか、日本人のルーツとか語っておきながら、一瞬で、20代のモータースポーツ時代にタイムスリップしちゃった。
脱線に次ぐ脱線で、余計な話をタラタラと。
でも、あんまり、のんびりしているわけにはいかないのよ。
我に返って、撮影を続けました。
大石漁港から唐丹駅に向かう道路は、山を削っての工事が、だいぶ進んでました。
クネクネと曲がりくねった細い山道のあちこちを、太い直線区間にするらしい。
個人的には、細く曲がりくねった山道のほうが好きなんだけど。
大石から釜石の病院までの、救急車の所要時間。
雪が降って凍結する時期の、道路の安全管理。
そういう意味で、大切な工事だよね。

唐丹駅に着いたら、新しくてキレイなトイレで排水休憩。
もちろん、今回も「ひまわり」でおやつを購入。
駅のホームにも上がってみた。

唐丹駅(岩手県釜石市)
by RICOH GXR A16 Zoom
F4.2 1/1000sec ISO100
恋し浜駅、8時。
唐丹駅、14時。
へへへ♩
まだまだ日没まであるぜ♩
半島もう1つ、行けちゃうぜ♩
……というわけで、すぐに出発。
小白浜から花露辺、佐須。
さらに半島に向こう側(北側)の、尾崎白浜へ。
半島の付け根、国道45号線沿いまで戻って、平田漁港を撮ったところで日没終了。
へいた
いやぁ、すごいすごい♩
すごいですよ♩
朝の出発が遅れたせいで、釜石港までは行けなかった。
でも、昨日と今日、本当に2日間で大船渡市を終えることができた。
しかも、大石で終わらず、唐丹でも終わらず、平田まで進めた。
最初の3日間で、宮城県を終了。
続く2日間で、ほとんど釜石に到着。
累積のロスタイムは、6時間に増えちゃったけどね。
それでもまだまだ最速ペース。
牡鹿〜八戸「最速レコード9日間」が見えてます。
ここまでは、十分に大成功さ♩
o(^-^o)(o^-^)o
昨日と同じフレーズ。
鬼門はただただ、とにかく早起き。
そこに尽きるなぁ……
(+_+)

【ハイタッチ!drive】
2015年9月15日 火曜 7:55 - 18:01
110.81km 10時間05分
東日本大震災から4年6ヶ月目の撮影5日目は、平田漁港(岩手県釜石市)まで
1ハイタッチ
【撮影での走行距離】
5日目 110.81km 10時間05分
4日目 88.73km 9時間15分
3日目 120.38km 8時間43分
2日目 295.10km 12時間05分
1日目 82.50km 7時間39分
→ 小計 697.52km 48時間47分
【累積ロスタイム】
・5日目 2時間(岩手県大船渡市三陸町)
・4日目 3時間(岩手県大船渡市)
・3日目 1時間(宮城県気仙沼市)
→ 小計6時間
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